
気象予報士
辻村 奈都子
空を飛んで、
空を伝える仕事へ
自己紹介
私は以前、航空会社の客室乗務員(CA)として、国内外を飛び回る日々を送っていました。その中で、航空機の運航に大きな影響を与える「気象」に関心を持つようになりました。
新型コロナウイルスの流行をきっかけに自分の生き方を見つめ直し、気象予報士の資格を取得。これまでの接客経験で培った「伝える力」や「相手に寄り添う姿勢」を大切に、誰にでもわかりやすく、心に届く天気予報をお伝えできる気象予報士を目指しています。

予報士試験合格からオーディション合格までの道のり
2023年8月の気象予報士試験に合格した後、事務所に履歴書を送りました。
2024年に正式な所属が決まるまでの間、何度も面談の機会をいただき、不安に思っていたことを一つひとつ丁寧に聞いてくださいました。そのおかげで、安心して新しい環境に飛び込むことができました。
所属1年目は、先輩方のもとで放送のサポート業務に携わりながら、現場で多くのことを学ばせていただく日々でした。さらに、事務所では毎月開催される早朝勉強会やキャスター勉強会を通じて、気象の知識や情報の伝え方を深める機会にも恵まれています。
また、親身に相談に乗ってくださる先輩方や講師の存在にも支えられ、恵まれた環境の中で少しずつ実力を積み重ねることができました。そして、事務所や周囲の方々のサポートのおかげで、今年の春、キャスターとしてデビューすることができました。
気象キャスター(気象予報士)を目指す人へ
気象キャスターの仕事には、同じ一日はありません。天気は日々変化し、そのたびに新たな発見や気づきがあります。毎日、天気図や空と向き合いながら、今何が起きているのか、そしてこれから何が起こりうるのかを解析し、自分の言葉でわかりやすく伝える仕事です。
私は毎日の天気予報を通して、少しでも皆さんの生活が快適になるお手伝いができればと思いながら放送に臨んでいます。一方で、気象災害から命や財産を守る呼びかけを行うという、大きな責任も伴います。私自身、最初は不安もありましたが、事務所には研修や勉強会、先輩方や講師陣からの手厚いサポートがあり、安心して現場に立つことができています。
気象に興味があり、学び続ける意欲がある方。誰かの役に立ちたい、自分の言葉で情報を届けたい。そんな思いを持つ方に、ぜひこの道を目指してほしいと思います。

