こんにちは。
気象予報士界ではおそらく一番であろうと、自他ともに認めるトラ党予報士、小川真季です。
世間はサクラの開花を待ち遠しく思う中、私が待ち遠しいのは「プロ野球開幕」
今年のタイガース開幕戦は東京ドーム。天気の心配がないのでいいのですが、そもそも「野球」という名前は「野外で行う球技」というところからきており、野外ということは天気の影響を大きく受けるスポーツです。
甲子園はもちろん屋根がありませんので、雨で試合が中止にならないか、いつも心配。
私はもともと小さいときから天気予報が好きで、毎日欠かさず天気予報を見ていたので、きょうの甲子園は雨が降るか降らないかも、もちろん把握していたため、中学時代にはクラスのタイガースファンの男子から「お天気おばさん」と呼ばれていました。(当時の天気キャスターは「おじさん」しかいなかったので、対義語の女性版は「おばさん」だったのです…)
特に開幕直後の春先は、「春に3日の晴れなし」と言われるように、雨の日が多いので、雨天中止になることもしばしば。
そんな中、なぜか先発予定の日がよく雨で中止になるピッチャーが時々いますね。
最近では大竹耕太郎投手、少し前は現在ヤクルトの青柳晃洋投手が、ファンの間では「雨男」として有名。
「大竹降太郎(こうたろう)」「雨柳さん」という応援タオルが発売されたほど。(うまいこと文字るなぁ…)
さらにその前には、杉山直久投手も「雨男」と呼ばれていました。(オールドファンならご存じ?)
「雨男」や「雨女」には科学的根拠はありませんが、実は決まった投手がいつも雨で中止になるというのは、気象学的にちょっと根拠があるのです。
先発投手は、試合がない月曜日以外を大体6人の投手でローテーションを回しますが、開幕直後はローテーションが安定していて、どの投手も「同じ曜日」に先発することになります。
この「同じ曜日」というのがカギで、よく「週末のたびに雨が降る!」など、自分が休みの日ばかり雨が降る、という経験はありませんか?
春先は、上空の風の流れの影響で、日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過していきます。
時速はおおよそ50キロ前後で、計算すると、日本付近を高気圧が通過したあと低気圧が通過するまで、大体3日~4日かかります。すると1週間=7日の間に約2サイクル、つまり週に2回、低気圧が通過して雨が降ることになります。規則正しく通過していくと、毎週木曜日と日曜日、といったように、同じ曜日に雨が降ることが多くなります。
そこで、木曜日や日曜日に先発する投手は、雨で中止になることが多い…となるわけです。
シーズンが進んでいくと、ローテーションが崩れたり、天気のサイクルもずれてきたりするので、この法則は当てはまらなくなってくるのですが、それでもやっぱり雨天中止になることが多い投手がいるとしたら、それはもう科学では証明できない、持って生まれた運でしょうか!?
さて今年の春は、何曜日が雨のサイクルになるのか、そしてどの投手が雨サイクルにはまってしまうのか…新しい雨男登場!?
待ち遠しい開幕、先発ローテと雨サイクルにも注目です。

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