
こんにちは!!はじめまして!!
川上貴広です。
私は、元々東京で中学と高校の数学の教員をしていましたが、2023年の夏に気象予報士の資格を取得し、今年度から南気象予報士事務所に所属しました。
今はラジオで実際にお天気について話したり、アナウンサーさんが読む原稿を書いたりするメディア系の業務と、主に企業様向けのリスクコンサルティングをする予測業務をしています。
さて、私が教員を退職して、気象予報士の仕事に就く際に生徒にから
「先生はテレビ出るの?」や「テレビ以外にどんなお仕事するの?」とよく聞かれました。
確かに私も実際に仕事に就くまではテレビやラジオの気象解説以外の仕事を知りませんでした。
なので今回は、予測業務とは何かについて、お伝えしたいと思います。
まず予測業務はというと、防災情報や管理支援情報の提供や防災気象コンサルティングの実施など、安全安心な社会の維持に貢献しています。
なんだか字面だけを見るとテレビの気象予報と同じような業務に見えますね、、、
ただ大きく違うのは予測業務では、ダム関係や道路関係、または自治体の防災対策課など顧客向けに予報を考えます。
そのため、雨がいつから降るのかも大事ですが、どの地点でどのぐらいの量の雨が降るのかが大切です。
そして、もしすごい量の雨が降ると予測した場合は、今後どこでどのぐらいの量の雨が降るのかを数字でまとめた表を作成し、お客様にお電話して直接今後の見通しをお伝えしています。
ダムの周辺でものすごい量の雨が降った場合はダムを放流しないといけませんし、道路のアンダーパスが浸水してしまう量の雨ならば、通行止めなどの処置をしないといけませんからね。
ただ、どの地点でどのぐらいの量の雨が降るのか、を考えるのは非常に難しいです。
まず近い場所ならば、実際に窓から外を見て、雲の様子を見ます。
そして天気図を見て大まかなお天気傾向をつかみますが、その他にも実際の今の状況や、地形的な特性、風向きなども考えて予測をします。
急に雨雲が発生・発達してものすごい量の雨が降るときもありますので、天気が不安定なときは片時も目が離せません。